• オフィス契約のマメ知識

テナント工事とオーナー工事 【2】

オーナーが内装工事費用の負担をするのは新規移転の場合のみ、と考えているテナントが多くいらっしゃいますが、更新時も同様にオーナーが内装工事費用を負担、もしくはオーナーの費用負担で設計・施工する様に交渉することが可能です。契約期限が近づいている時期に増員等があった場合、レイアウト変更や工事をいつするのが最適かを検討するとよいでしょう。 

契約交渉の時期まで工事を延期できる場合は、レイアウト変更/工事にかかるコストを削減することが交渉次第で可能になります。反対に、現在の内装やレイアウトのままで、契約更新期間もカバーできる場合は、オーナーに工事費用の負担を希望しないほうが、賃料の値下げやフリーレント(賃料無料期間)をより多く獲得する交渉がしやすくなります。 

ただ、オーナーは賃料、フリーレント、内装工事費用のトータルで条件交渉してきますので、オーナー側に内装工事費を負担してもらうことが必ずしも全体でのコストメリットが高くなるわけではない為注意が必要です。 

 

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